Perfume ライブレポート

ライブレポート
<11/8 Perfume @LIQUIDROOM ebisu「Perfume 〜SEVENTH HEAVEN イイ気分♪〜」>
NHK 環境・リサイクルキャンペーンへのCM出演、アイドルとしては異例のSUMMER SONIC 07への出演、木村カエラやダイノジなど数々の著名人からの絶賛、そしてワンマンライブは常に即SOLD OUT、など、大ブレイク直前のPerfume。
今最も旬のアーティストとして注目されている彼女たちは、樫野有香(かしゆか)/大本彩乃(のっち)/西脇綾香(あ〜ちゃん)からなる広島県出身、平均18歳の近未来テクノポップユニットだ。
今回のライブチケットは即SOLDOUTし、オークションでは10万円まで高騰するという超プレミアムライブとなった。会場となるLIQUIDROOM ebisuには何度も足を運んでいるが、こんなにギッチリと前から後ろまで人が入っているのは初めてかもしれない。超満員の観客の中には、アイドルファンもいれば、カップルで来ている人、ファッション系学生のようなお洒落な女の子同士、ダンスミュージック大好きであろうクラブ系の人など様々な層のファンが。アイドルという側面と同時に、プロデューサーの中田ヤスタカ(capsule)の作り出すテクノサウンドが高い評価を得ている彼女たちならではのファン層だ。

19時過ぎ、前述のNHK 環境・リサイクルキャンペーンソング「ポリリズム」のイントロが流れ出し、ステージの幕から3人のシルエットが現れた途端、会場は熱狂に揺れる。かしゆか青、あ〜ちゃん黄色、のっちは赤と3原色のトップスに銀のボトムスというサイバーな衣装がとても可愛い。曲中の「ポリリズム」の繰り返しが耳に残るこの曲は、観客を自分たちの世界にぐんぐん引き込んで行く、彼女たちのライブ同様とても中毒性が高い楽曲だ。「コンピューター ドライビング」ではハンドルを持ってドライブをしているような振り付けで、会場全体が横に揺れる。集まった人の多さにのっちは「こんな眺めは初めてです」と感動のひとこと。感激屋のあ〜ちゃんはすでに涙ぐみ、「早いよ!」と2人に突っ込まれていた。
CD音源化されていない「イミテーションワールド」「カウンターアトラクション」を経て、3人の好みのタイプをアドリブで発表する「彼氏募集中」など初期の楽曲が続く。「ジェニーはご機嫌ななめ」では、「あ〜ちゃん」コールのタイミングを今までのものから変更し、事前のコール練習でがっちり盛り上げた。「苦しいの?ライブってのはそんなもんじゃからがんばれ!!」と広島弁で愛嬌たっぷりに励まし、和ましてくれるあ〜ちゃん。彼女の的確な観客へのアジテーションはこの日も非常に冴えていて、一層フロアを楽しく踊らせる。
昨年配信限定曲としてリリースされた「Twinkle Snow Powdery Snow」、ライブではレアでさながらパントマイムを見ているような「引力」を堪能。Perfumeのダンスの振り付けは非常に立体的で、曲に合わせたストーリーが3人のパフォーマンスで語られているようだ。
3人が退場し突然Justiceの「Stress」がBGMでかかる。今年のダンス系最重要新人の楽曲がかかるのも非常にPerfumeらしい。ここからはこの日のハイライトであるダンスパフォーマンス、「Perfumeの掟」。真っ黒のドレスに着替えて出てきた3人は、DigitalismやM.I.Aなどをサンプリングしたビートの重いテクノチューンに合わせ、いつもと一味違うクールなパフォーマンスを披露。特に鏡やメンバーの顔写真入りの椅子を使った「make up」パートでは、セクシーでヒップなダンスを見せ、Perfumeの新境地を開拓した。最後は直前に歌った2ndシングル「コンピューターシティ」のジャケット写真のポーズで終了し、観客を熱狂の渦に叩き込んだ。
その熱狂が覚めやらぬまま、今度はツアーTシャツで登場。人気楽曲「エレクトロ・ワールド」「パーフェクトスター・パーフェクトスタイル」を立て続けに飛ばし、「あと3曲じゃよ!」、「(あと何曲か分かってると)ペース配分がつかめるからいいじゃろ?」と観客を最後まで力いっぱい煽り続ける。この力一杯の「楽しませたい」という3人の気持ちが、どんどん観客を幸せにしていくのだ。振り付けと「ディスコ!」のコールをのっちが解説した「チョコレイト・ディスコ」、「スウィートドーナッツ」、「Perfume」ではステージと観客が一体となったジャンプで会場が揺れ、3人の投げキッスで本編が終了した。

鳴り止まないアンコールを受け、再びステージに現れた3人は、白いフェイクファーにパステルブルーのワンポイントと、とてもスウィート。お姉さんうっとり。「東京だけの懐かしソングやるよ!」というMCで始まったのが、数年ぶりに披露したという幻のデビュー曲「OMAJINAI★ペロリ」。広島限定で2002年にリリースした、Perfumeのキャリアの始まりの曲だ。当時中学1年生だった3人の学校生活を彷彿させる詞に、「大学生なんだし、もー二度とやんない!」と恥ずかしがるのっち。
ライブやリリースの告知をしつつ、かしゆかがあ〜ちゃんの感動話を披露。「あ〜ちゃんの手に、泣けることが書いてあるんですよ。『負けるな!努力の後には幸せが』って!」。結局、この話はあ〜ちゃんが大学の英語の授業を頑張るため書いたというオチがつくのだが、この言葉通りに彼女たちは懸命に努力し続け、ここまで来たのだと感慨深い気持ちになる。
「この日のためにインストア(ライブ)でもやらずに貯めてきました」という、今回のライブタイトルになっている切ない名曲「SEVENTH HEAVEN」を熱唱。星の模様がライトで3人に照らされ、曲の中盤では青と銀の紙吹雪が舞い、感動をいっそう高めた。
2回目のアンコールは、ライブではいつも最後に歌われる名曲「wonder2」。大切そうに歌い、宴の終わりを惜しむような表情をする3人を見ていると、なんだかこっちまで切ない気持ちになってしまう。
歌い終わり、歓声にこたえる3人は、
あ〜ちゃん「みんなやさしいねぇ(泣きじゃくる)」
かしゆか「本当はいつも不安なんです。でも、みなさんの笑顔を見ると安心する。これからも笑顔見せて!」
のっち「本当にいい笑顔!また会いましょう!」
としめくくった。
今後の活動も盛りだくさん。つい先日「COUNT DOWN JAPAN 07/08」東京の12月28日MOONステージ、 大阪の12月29日DJブースに出演が決定し、1月16日にはニューシングル(タイトル未定)をリリースする。また、2月12日にはSHIBUYA-AXで過去最高規模のワンマンライブを開催、来年春にファンクラブが結成と、来年も彼女たちの躍進は間違いない。今回チケットが取れなかった人も、最近Perfumeを知った人も、この幸福感がヤミツキなライブを体感しに行こう!!
セットリスト

- 01.ポリリズム
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- 02.おいしいレシピ
- 03.コンピューター ドライビング
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- 04.イミテーションワールド
- 05.カウンターアトラクション
- 06.彼氏募集中
- 07.ジェニーはご機嫌ななめ
- 08.Twinkle Snow Powdery Snow
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- 09.引力
- 10.コンピューターシティ
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- <Perfumeの掟 >
- 11.エレクトロ・ワールド
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- 12.パーフェクトスター・パーフェクトスタイル
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- 13.チョコレイト・ディスコ
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- 14.スウィートドーナッツ
- 15.Perfume
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- En1.OMAJINAI★ペロリ
- En2.SEVENTH HEAVEN
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- En3.wonder2
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